アライメントツールって必要なの?

現場で、何度も聞かれてきました。

私自身、アライメント専門ショップに通い、
レース前には必ず調整をお願いしてきました。

競技車両は自走でサーキットへ向かいます。
ところが道中には、轍や荒れた路面も多く、
一度、ハンドルセンターが怪しくなったことがありました。

半日かけて、2万円を払って調整したはずなのに、
レース本番を迎える前からクルマの調子が変わっている。
あのときの悔しさは、今でも忘れられません。

そこで、妥協のないアライメントツールを
自分で作ることにしました。

現場で「確認できる」安心感

アライメントツールを使うようになってから、
サーキットまでの道中を過度に気にすることはなくなりました。

もし何か違和感があっても、
現場で状態を確認し、必要なら調整できる。

それだけで、
レースに向かう気持ちは大きく変わります。

セットアップを“探索”できるようになった

本当に大きかったのは、
自宅やサーキットで、詳細なアライメント調整ができるようになったことです。

サスペンション脱着や車高調整のあとでも、
自宅で、いつものレシピを正確に再現できる。

昨年は、レースで本格的に投入しました。

予選前日の占有走行。
1回目は、いつものレシピからトーインを+0.2mm。
2回目は、基準のレシピに戻す。

限られた走行枠の中でも、
数値を基準にした比較ができ、
セットアップの方向性を確認できました。

結果として、表彰台に立つことができました。

持てば勝てるツールではありません

アライメントツールは、
持てば勝てる道具ではありません。

しかし上位を走る車両は、
偶然か必然か、
ある一定の範囲に収まっているでしょう。

それを、感覚ではなく、
数値として把握し、常にその範囲内に収められるかどうか。

そのための道具が、アライメントツールです。