ダミーホイールを装着してアライメントを測定する車両

HOW TO USE

タイヤを外した状態で、アライメントを測定・調整する

ダミーホイール/ハブスタンドPLUSを使い、水平な基準面の構築からキャンバー・トーの測定、記録までを5つの工程で解説します。

定盤上でアライメント測定環境を構築した状態

WHAT YOU CAN DO

この状態を作れば、セット変更を数値で繰り返せます。

タイヤを外して測定基準を直接作ることで、走行前後の変化を確認し、狙ったセットへ戻せる状態を構築します。

  • キャンバー角を数値で確認
  • トーをミリ単位で測定・調整
  • セットを記録し、同じ条件を再現
  • 足回りへアクセスしたまま調整

BEFORE YOU START

作業に必要なもの

普段のタイヤ交換工具に、測定用の4点を追加すれば作業を始められます。大掛かりなアライメント専用設備を新たにそろえる必要はありません。

アライメント測定に追加で必要なステアリングホルダー、水糸、デジタル角度計、レーザー水平器

MEASUREMENT TOOLS

測定のために追加する4点

いずれも一般に入手できる工具です。それぞれの役割が分かれば、作業の準備は難しくありません。

  1. 1 ステアリングホルダー測定中のステアリング位置を固定します。
  2. 2 水糸車両の基準線をつくり、トーを測定します。
  3. 3 デジタル角度計測定面に当て、キャンバー角を確認します。
  4. 4 レーザー水平器4輪の定盤高さをそろえるために使用します。

813 DEVELOPMENT ENVIRONMENT

813で使用している測定工具

813アライメントツールズの製品開発・撮影・作業手順の検証では、以下の工具を継続使用しています。同じ製品をそろえる必要はありませんが、工具選びに迷った場合の参考としてご覧ください。

サンライン 天糸 1号 30m フラッシュイエローグリーン
STRING LINE

サンライン「天糸」

1号・30m・線径0.165mm
フラッシュイエローグリーン

トー測定用の基準線として使用します。

シンワ測定 デジタルアングルメーター ミニ マグネット付 76447
ANGLE METER

シンワ測定
デジタルアングルメーター ミニ

マグネット付・品番76447

キャンバー角の確認に使用します。

VOICE 2ライン グリーンレーザー墨出し器 Model-G2
LASER LEVEL

VOICE 2ライン
グリーンレーザー墨出し器

Model-G2

マグネットスケールを使った定盤の高さ合わせに使用します。

※掲載工具は813アライメントツールズの開発・検証環境で使用しているものです。メーカー各社との提携・提供関係はありません。指定工具ではなく、同等の機能を持つ工具でも作業できます。

フロアジャッキ、ホイール脱着工具、トルクレンチ、輪止め

GENERAL TOOLS

普段のタイヤ交換工具

車両を持ち上げ、タイヤを取り外して製品を装着するために使用します。

  • フロアジャッキ
  • ホイール脱着工具
  • トルクレンチ
  • 輪止め
車両や作業環境によって必要になるリジットラックとラダー

DEPENDING ON THE VEHICLE

車両によって必要な工具

ジャッキポイントの位置や車高、車両の調整機構によって必要な工具は異なります。

  • リジットラック(ウマ)
  • ラダー/スロープ
  • 車種固有の調整工具

つまり、普段のタイヤ交換ができる作業環境に、測定用の4点を追加するイメージです。

※掲載している一般工具は一例です。工具の形状・仕様は製品により異なります。掲載工具は813アライメントツールズ製品に付属しません。

5 STEPS

測定・調整の全体フロー

最初に水平な基準を作り、キャンバー、トーの順に測定します。調整後は数値を記録し、次の作業へつなげます。

準備

定盤を設置し、4輪の水平基準を揃えます。

取付

ダミーホイールまたはハブスタンドPLUSを装着します。

キャンバー

角度計で現状値を測定し、必要量を調整します。

トー

車両中心線と平行に糸を張り、ミリで測定します。

記録

測定条件と数値を残し、次回の基準にします。

ダミーホイールとハブスタンドPLUS、どちらを使う?

構造・重量・仕様自由度・価格の違いから、用途に合う製品を確認できます。

2製品を比較する

PROCESS

各工程の進め方

ここでは作業の判断に必要な要点をまとめています。測定原理や製品構造はテクニカルガイドで詳しく解説しています。

定盤の水平を調整する工程
STEP 01

定盤を設置し、水平な基準面を作る

安定した場所へ定盤を設置し、レーザー水平器とマグネットスケールで基準を確認します。デジタル角度計を使い、4枚それぞれの前後・左右を調整します。

ここで作った基準面が、その後の測定結果を左右します。

実際の運用例を見る →
車両へダミーホイールを取り付ける工程
STEP 02

車両へ製品を取り付ける

車両をジャッキアップし、各輪へダミーホイールまたはハブスタンドPLUSを取り付けます。締付方法と指定トルクは製品の案内に従ってください。

適合が不明な場合は、製作開始前にPCD・ハブ径・中心高さなどを確認します。

デジタル角度計でキャンバーを測定する工程
STEP 03

キャンバー角を測定・調整する

製品の測定面へ角度計を当て、各輪のキャンバー角を確認します。調整量が大きい場合は、キャンバー調整後にトーも再確認します。

キャンバーとトーを行き来しながら、狙った数値へ収束させます。

ハブオフセットからハブ面前後差を求める方法 スケールからトー値を読み取る方法
STEP 04

糸の基準を作り、トーをミリで測定する

前後のトレッド幅と純正ホイールオフセットから左右ハブ面距離を求め、車両中心線と平行になるよう糸の位置を設定します。

ハブ面前後差 計算機

メーカー公表値のトレッド幅と、純正ホイールオフセットを入力してください。

数値を入力してください 4項目を入力すると、片側分の差と基準側を表示します。
スケールからトー値を読み取る方法
スケール外端の数値を読む
スケール外端の数値を読む
合計左右の数値を合計する

例:左1.5mm+右1.5mm=合計3.0mm。左右が同じ位置ならトーゼロです。

ACTUAL WORK

実際の測定・調整の流れを見る

キット内容の確認から定盤の水平出し、製品の取り付け、トー調整までを約7分で紹介します。詳しい数値の読み方や最新の手順は、このページの解説をご確認ください。

動画で使用している製品を確認する

CHOOSE YOUR TOOL

使い方は共通。違うのは構造と扱いやすさです。

どちらも1G状態でキャンバーとトーを測定・調整できます。求める仕様と運用方法から選択してください。

比較項目ダミーホイールハブスタンドPLUS
本体構造アルミ一体削り出し鋼板と切削部品によるボルト組立
運搬・保管車輪付きキャリーケース・2箱構成1箱で省スペース/箱全体には重量あり
仕様対応定型サイズ・寸法指定/広い仕様対応範囲定型サイズ・寸法指定に対応
向いている方形状管理・専用測定面・仕様自由度を重視導入価格・収納性・導入しやすさを重視

START MEASURING

初めて測定環境を揃える方へ

車両1台分の製品、定盤、トー調整ツールなどを一式で確認できるキットです。

ダミーホイール キット

DUMMY WHEEL

ダミーホイール キット

本体形状の管理、専用の角度測定面、車両仕様に合わせた製作を重視する方向け。

キットを見る
ハブスタンドPLUS キット

HUB STAND PLUS

ハブスタンドPLUS キット

導入価格、1箱での収納、測定環境の導入しやすさを重視する方向け。

キットを見る

ORDER SUPPORT

どの仕様を選べばよいか分からなくても、そのまま進められます。

ご注文後、製作開始前にPCD・ハブ径・中心高さ・対応車種などを確認します。購入前の仕様相談、見積書発行にも対応しています。